「世の中全てカルシウムが不足しているからいけない。」
「は?」
「ほら!こうやって君が怒るのもカルシウムが不足してるからだ。」
「君って・・・いや、ちょっと待て・・・」
「さっき先生がちょいキレ気味で話してたのもカルシウム不足。」
「それはどっかの頭悪い奴等がタバコ吸ったからだろう。それが見つかって停学なったから・・・」
「では何故タバコという非行に走ったのか?カルシウムが足りないからだ!」
「(何故カルシウム・・・)なんかむしゃくしゃしたんじゃねぇの?カルシウムじゃなくって。」
「むしゃくしゃしたからタバコを吸う!それはカルシウム不足のため起こる!むしゃくしゃしたって自分の中で解決できればタバコなんて吸わなくたっていいだろう?」
「まぁ確かに。」
「日本人は基本的にカルシウムをうまく摂取できてないんだよ。全体で見ると不足傾向にある。」
「へぇ〜」
「あ、今心底どうでもいいって思ったでしょ。」
「(よくわかったな・・・)ははは・・・まぁまぁ。」
「これは由々しき事態なんだよ!?」
「(由々しき!?)じゃぁさ、言うけど。」
「何?」
「お前の今の熱演から言うと、今話題の環境問題とか戦争とか、全部カルシウム不足って事になんねぇ?」
「お!よく気がついたね!」
「(何だその反応は?!)さすがにそんな事はないよな?」
「もちろん!全てカルシウム不足の所為さ!」
「・・・」_| ̄|○
「いいところに目が行くね!さすがは俺が惚れた男★」
「(何故そこでそれが出てくる!?)・・・で、なんでカルシウム不足の所為なのか説明していただけないでショウカ二見サン」
「もちろんさ!」
「(マジか!?)・・・」_| ̄|○
「まずは環境問題だね!例を挙げて地球温暖化にしよう!地球温暖化とはオゾン層の破壊により・・・・・・・」
「・・・」
1時間後
「・・・・・で、その研究者は頭にきて『俺だってやろうと思えばできるんじゃー!』とか言ったんだよきっと。それから案を練って練って、でも頭に血が上っちゃってたから地球の事そっちのけで自分の発明優先しちゃって。まぁ結果的に生活していく上で便利なものはできたけど、でもそれは便利だからっていいもんじゃないと気づかなかったんだねー。ほら、ここでもカルシウムが足りなくてむしゃくしゃしてるでしょ?ここでまず自分を落ち着かせなきゃと牛乳を飲まなかったからいけないんだ!というかまず煮干しを携帯しとけと俺は言いたい!」
「・・・へぇ・・・」
「ねぇ!アナタだってそう思うでしょ?だいたい売り言葉に買い言葉なんて時と場合とというかむしろTPOを弁えて・・・・・・・・・・・」
更に1時間後
「・・・・・・そのTOPをもっと弁えなきゃいけないのが俺は国のお偉いさんだと思うんだけど、あの人達ちゃんとカルシウム摂取してんのか俺時々かなり気になるんだけど!戦争なんて上の一存じゃん?何に腹立ててんのさーって感じ?カルシウムさえ摂っとけば冷静な判断が下せるんだよ!というか奴等に学はあるか?なんて思ったりしてさーもーいかんね!」
「うんうん、そーデスネー・・・・・」
「だから俺はここでひとつカルシウム不足撲滅計画をだね・・・・・・・・・・」
「(まだ続くのか・・・)・・・・」_| ̄|○
加えて2時間後
「・・・・・・・とまぁこんな感じで!わかってくれたかな世の中にどれだけカルシウムが大事なのか!」
「あぁ・・・・おまえの言いたい事はよくわかったよ・・・(疲)」
「だからあなたも今日からレッツ牛乳1リットル♪」
「なんか口調が槌谷みたいになってるぞ・・・まぁわかったから・・・ちょっと、二見。」
「何?」
「おまえのその伊達めがねと変な言葉遣い、そろそろやめろ。」
「ちぇー。頭よく見えなかった?それと俺の熱弁はアナタの心に届かなかったカナ★」
「おまえは何でも似合うからいいだろ。てか後半の温暖化云々、戦争云々はともかく・・・よくそんな事知ってるんだな・・・カルシウム。」
「ん?あ、あぁ・・・」
「?」
「人の噂と少しの知識は膨大になって帰ってくるから★」
「って過半数が捏造かよ!」
――――――――――
ギャグじゃなくてただのアホですね。
ギャグで止めておきたかったんですが…スミマセン如何せん頭の弱い子で…。
後半の不足云々で環境問題だの戦争だのは全くの適当ですが、日本人のカルシウム不足は本当です。
皆さんカルシウムって大事★
イライラを抑えたり骨粗鬆症の予防なぞ様々。
2008/2/3(修正・加筆) 無伊